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黒子沙菜恵×サカイヒロト×石上和也

「ひとがた」

​2012/11-2013/2

月眠ギャラリー アトリエ劇研 SMOKE ME

振付・出演 黒子沙菜恵 ■構成・美術・出演 サカイヒロト ■音楽 石上和也 

映像 タナベリョウヤ ■照明 筆谷亮也 ■舞台監督 渡川智彦 

出演 草壁カゲロヲ ののあざみ

ひとがいる。ひとをみる。ひとをきく。いろんなひとの、いろんなかたち。

ゆるやかに、あるいは突然に、私たちの身体は変容していきます。
数十年という時間の流れの中で偶然に発生し、確実に消失していく人の形。
私たちにとって最も身近で最もままならぬものは我々自身の身体なのかもしれません。

2011年初夏に月眠ギャラリーにて上演した連作「迷図」では空間の変化と身体との関係を追求しました。
ダンスと演劇、それぞれの分野で身体に拘り続けてきた黒子とサカイが今回着目したのは、時を止めた身体・・人形。
本作は、球体関節人形とダンサーとのデュオを中心に、変わりゆく身体と過ぎゆく時間を描く試みです。

闇の中、沈黙する「ひとのかたち」に、目をこらし耳を澄ましてみる。
物言わぬ人形と、言葉を語らぬダンサーが出会うとき、声なき歴史が立ち現れる。
そんな予感が、するのです。

 

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